#2 by ritsuo / 2012.09.11
ニュースレター

ふつうのおじさんたち ニュースレター #002

関口訴訟次回公判

  • 2012.9.25(火) am.10:30〜
  • 東京地裁 705号法廷

○なんだか「もしかして結審」みたいな話もあるらしい?

前回までの傍聴者によれば、「かなり興味深い議論」が行われていて、後述「次の訴訟」のための「ややこしい手続き」を「ふつうじゃないおじさんたち」が始めなければならない状況とも言えるらしいです。

○詳しい経過報告は、ただいま準備中〜。

当日は、弁護団からのわかりやすい経過説明が毎回行われてます。それを聞きに行きましょう!

「住民監査請求」の監査結果は、「合議不調」

例の「ある市民たち」から国立市の監査委員に提出されていた、

  • 3418万1415円を、佐藤一夫市長は、上原元市長および関口前市長に対して速やかに請求するよう求める

という住民監査請求の結果が、9月4日付で公開されてました。

結論は「合議不調」で、2人の監査委員のそれぞれ異なる見解が併記されてます。

▼この監査請求は、何を問題にしているのか?

ベタな言い方だけど、「違法な支出と違法行為が原因となって発生した支出によって市は損害を受けたのだから、相当額を現市長は、上原さんと関口さんに請求すべきだ」という請求。

なんてことはないのです。上記東京地裁でもうすぐ結審するかもしれないともいわれてる訴訟とほぼ同じことを、「住民監査請求」でもやっただけ。その上、それをまたまた訴訟に持ち込もうとしてる。

地方自治法で「国民の権利」と認めてくれてる権利を行使してるだけなんで、それはそれでかまわないのですが、

  • しつこいです。
▼それで、監査委員の分かれた見解は?
  • 高橋監査委員:
  • 切断が違法だとしても、この請求は住民監査請求制度の
  • 目的の範囲外だから、このような請求は認められないも
  • のというべき
  • 小口監査委員:
  • (現市長の支出行為は)違法とは言えないが不当な支
  • 出だから(*注)、その原因者である上原元市長及び関
  • 口前市長に対し、相当額を支払うよう請求するべき
  • *注:小口見解は、一部請求内容を「監査請求の要件を満たしてない」として除外してるので、「違法な支出」はここに含まれないのです(この見解は高橋委員も同じ)。なので「違法とは言えないが不当な支出」。 「切断の違法性」を否定してるわけじゃぜんぜんありません。
▼報告書は全部で12ページ。

差し止め訴訟判決みたいに冗長ではないので、コーヒー1ぱい分くらいの時間で読めま〜す!

この結果を受けて、佐藤現市長には判断が求めらるのですが、それは次号あたりで報告するつもりです。

まあ、「地方政治家」の佐藤現市長は、「法が正義の超えてるおじさんたち」とは、またちょっと立場が違うはずなんですが。

▼「政治判断」って何だろう?

それにしても日本は「法治国家」であるのだなぁと、(いまさらだけど)思わされます。で、その法律、特に「自治体」関係の法令には、とうぜんたくさんの「穴がある」わけで、

国・地方間の係争処理のあり方について(報告)

は、その一部をけっこう率直に列挙して、けっこう率直に認めてた。

でも、その結論部分で議論され提言されたこと(その評価はいろいろ分かれるのだけど)は、この報告が出たのと同時に「政治判断」で凍結/塩漬けにされて、今では忘れられた報告書のひとつです(といっても、とりあえずまだWebでダウンロードはできてるようです)。

住基ネットを切ったり繋いだりする、報告書を出させたり忘れたりする、「政治判断」って何だろう?

▼「法の最適活動水準」を模索する?!

「法にもとづく統治」っていうのはすごくだいじなのだとしても、その「法」、現行法体系自体に問題があるとき、こういう「法の正義<だけ>」で話をしなくちゃなんない「枠組み」って、やっぱりとてつもなく、つらくて暗いです。

「法学」じゃなくて「法社会学」だと▽
  • 法化社会の行方
  • 法ですべてが解決できるか…法化社会とは、ただ単に法に合わせていれば安全な社会でもなければ、法に問題を丸投げできる社会でもない。法の活動範囲の拡張に伴い、私たち自身が人生の多様な場面での法の射程を見据え、法の最適活動水準を模索する必要に迫られる悩み多き社会なのである。
  • (江口厚仁さん:九大、9/2朝日新聞)

みたいな話もちゃんとできてるのだけど…「法にとり憑かれてる」「鈴木さんたち」には、悩んでいる余裕なんて想像もできないのだ(つらすぎる)。

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